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こんにちは。とりでございます。
サクラサク春だというのにオレは病身・・ちょっと実家にこもって療養生活。 猫三匹が我が物顔で家中を闊歩・・ああ、思えば遠くへ来たもんだ。 そう、あれはオレが幼稚園に通う前の事。トリ家の動物王国の歴史は一匹のハムスターから始まった・・ ヤツの名は『ハム男』。 今流行りのジャンガリアンやらなんやらの、親指サイズと違って、当時のハムスターは体長20センチの大ネズミ。トリ母が、情操教育の為に・・とご近所から貰ってきてくれたのだが、みるみる育って、手の平から溢れてこぼれるムチムチボディはさながらボンレスハムのよう。 ハムスターをくれた家ではセキセイインコも一緒に飼っており、オレはインコ見たさにその家に通う毎日。カラフルな身体で愛嬌をふりまくインコに釘付けで、隣りに置かれたハムスターのケージには見向きもしなかった・・はずなのだ。よもやその大ネズミの子が我が家に来ようとは。その後十年に渡って生活を共にしようとは・・一体誰が予測できただろう。 母の勘違いか、オレの知らないオトナの事情があったのか、かくしてハム男は我が家にやってきた。 オレはイマイチ乗り切らない中途半端ハートで、ケージ内をちょろちょろウロツくネズミを飼い始めた。そんな心持ちがいけなかったのか、大分大きくなってから貰ったのがいけなかったのか、ハム男は思ったより慣れてくれなかった。 だが、ヒマワリの種でほっぺたいっぱいの姿や、ちいさくまるまって寝ているハム男はやはり可愛いらしい。そのむくむく毛皮に触りたくなる。ヒナのオレはそっと手を伸ばし、指の先でハム男に触れ・・ 痛ぇ!!!! 毛皮に触れるか触れないかのところで、ヤツはオレの手羽先に思いっきり噛み付いた。 くそ! このげっ歯類め!! 眠ってるのは演技だったか!! オレの手はみるみる鮮血に染まり、台所へ駆けてゆく。 おかーさーん、ハム男が噛んだぁぁぁ〜〜・・・ こうしてオレは、愛憎入り交じった修羅の道へ、ハム男と共に堕ちていった。 触りたくなるムズムズ感に負けて手を伸ばせば、返り討ちにあって血祭りに。 可愛いけど小憎らしい・・まるで、生意気な都会っ娘に惚れて、「あんたなんかと私が釣り合うと思ってんの? 思い上がるんじゃないわよ」などと罵られ、こっぴどい仕打ちをうける田舎ボーイみたいじゃないか・・ ああ、それでもオレは自らの痛みと引き換えに、ヤツの毛皮に手を伸ばす・・ 続く
by ytky
| 2006-04-04 17:04
| トリ的生活。
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